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2006年06月の記事一覧

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「こいつ、本当に医者か!?」…風変わりな精神科医のあの小説を映画で

2006.06.17
イン・ザ・プール
評価     
邦題 イン・ザ・プール
原題 -
時間 101分

   小説のほうがよりコミカルな印象が強くて、面白い。→『イン・ザ・プール』 奥田 英朗(著)


   とは言っても、精神科医の伊良部一郎は小説も映画もキャラが強烈。話が展開するにつれて、独特な伊良部の味が出てくる。 小説は患者に対する症例ごとの短編で構成されているが、映画は時系列をバラバラにして複数の症例を織り交ぜて構成されている。 映画ならではの人物設定もあり、所々に気の利いた細かい笑いが…ヒッピーまがいの編集長とか設定が面白い。


   この作品の患者は極度に変わった症例ばかりだが、それ以上に医者である伊良部が風変わりな設定。 注射フェチだったり、マザコンだったり…。隣にいる看護婦の「マユミちゃん」もまた露出癖のあるクセ者だったり…。 その辺の癖を表現する下りが映画には少なかったような気がする。 小説では短編に区切られていることで、とても効果的に描写されている。 後半になればなる程、注射するタイミングが早くなっていったり…とにかく変で、面白い。 でも、何となく伊良部に救われた…という感じが小説には残るんだけど、その辺の感じも映画には少ないかなぁ。 音楽とか終始軽いタッチで攻めていて、コミカルな要素は充分。 小説のイメージと合わせてこの映画を観ると、笑いはグッと深まると思う。


「いらっしゃーい」

…伊良部のあの声が聞こえる。

テーマ:映画 - ジャンル:映画
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