2006年07月の記事一覧
2006.07.26 失うものはなく、守りたいものがあるから
2006.07.18 家族の絆を深める川下り
2006.07.11 人生の本質を見失わないで
2006.07.04 あなたしか演じられない!ジャック・ニコルソン
失うものはなく、守りたいものがあるから
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アメリカ南部アーカンソー州にある州立精神病院。 肩をいからせ、背中を少し丸め、顎を前に突き出すようにしゃくらせた様子でカール(ビリー・ボブ・ソーントン)が座っている。 無口なまま窓の向こうを眺めるカールを院長が呼ぶ。
ある女子大学生が新聞記事を掲載したいと、カールにインタビューを依頼してくる。
インタビューの内容はカールの「歴史(ヒストリー)」について。
ゆっくりと椅子に座ったカールは、低い
カールが語り始める「歴史」、自分の経歴は、25年前に犯した罪「殺人」について。
この日、カールは病院の暮らしを終え、自分の故郷へと足を向ける。 手には「聖書」、「クリスマスキャロル」など何冊かの本を持ちながら…
院長の計らいで修理工として働き始めたカールは、 父を亡くした少年フランクと出会い、フランクの母リンダ、友人のヴォーンと出会い、外の世界に徐々に馴染んでいく。
静かでゆったりとしたタッチと、カールの個性的なキャラが独特の「間」を生み出してくることで、 作品にユーモアのある一面を持たせながらも、常に「殺人」というフィルターが作品全体に覆われている。 しっかりとした構成と展開、そして結末が作品に深みと味わいを残す。
家族の絆を深める川下り
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ボストンに住むゲイル(メリル・ストリープ)は、息子ローク(ジョセフ・マゼロ)に故郷の雄大な川を見せようと休暇を計画していた。 仕事一筋のトム(デイヴィッド・ストラザーン)は急な都合で行けなくなったと告げ、ゲイルと口喧嘩をする。 家庭を顧みないトムとゲイルの関係は冷め切っていて、息子のロークは「どうせ」「また」と今回も同じ結果になった父の態度に失望する。
故郷に辿り着いたゲイルは両親に会い、川下りの準備を行っていた。 川下りの登録申請を頼まれたロークは、そこで気さくに声をかけてきたウェイド(ケヴィン・ベーコン)と出会う。 ゲイルとロークは軽く会話を交わしながら、ウェイドの気さくなノリと笑顔に好感を抱く。 そこにトムが仕事を片手に持ちながらも現れるが、彼の到着を素直に喜べない二人の表情が顔に浮かぶ。
ゲイルとローク、トムに愛犬マギーを加え、下流のブライダル・クリークを目指し始める。 下る途中、ウェイドと連れのテリー(ジョン・C・ライリー)に何度か出会うと、その度に気さくなノリで声をかけてくるウェイド。 行き先は同じブライダル・クリークだという。
何日か経った後、足留めを食っているウェイドらを発見したゲイル一家は一緒に行動を共にすることになるが…
雄大な自然と川の流れ、勢い、激しさを捉えるカメラワークが映画の時折に織り込まれ、美しさを伝えると共に迫力と緊張感を引き出していく。
人生の本質を見失わないで
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ハーバード大学の奨学生モンティ(ブレンダン・フレイザー)は卒業論文で優等賞を目指している。 ある夜、突然の停電にコンピュータのデータを失ってしまう。 卒業論文に全てを懸けているモンティは何とか下書きのコピーを取ろうと、雪の積もる夜道の中を出掛けていく。 大学付近まで来たモンティは足を滑らせ、大事な下書きの封筒を地下のボイラー室に繋がる側溝に落としてしまう。
モンティは地下まで封筒を取りにいくが、見当たらない。 ボイラー室の奥に灯りを見つけ覗いてみると、そこには論文の下書きを薪代わりに燃やしている浮浪者サイモン(ジョー・ペシ)がいた。
奉仕した分だけ論文を返すというモンティとサイモンの約束から、やがて親密な関係が築きあげられていく。 モンティを含む4人のルームメイトとサイモンの間で流れる時間、そこで変化していくものとは…。
あなたしか演じられない!ジャック・ニコルソン
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とにかく関わりたくない、と思わせる毒舌極まる恋愛小説家メルビン(ジャック・ニコルソン)。 強迫神経症の彼は、ドアの鍵を3度開けたり閉めたり、カフェには持参のナイフとフォーク、路上のタイルの網目をまたいで歩き、石鹸は一回ごとに使い捨て…。
彼の心無い言動と奇怪な習慣は人を寄せ付けないが、そんなことはお構いなしの天上天下唯我独尊男。
マンションの隣に住むゲイの芸術家サイモンと、毎日通うカフェで給仕してくれるキャロル、そして子犬のバーデル…。
それぞれの変化が絶妙のバランスで描かれたユーモアの溢れる作品。




















