2007年03月の記事一覧
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24、4の階乗、潔い数字
2007.03.19

「君の靴のサイズはいくつかね?」
「24です。」
「ふむ、実に潔い数字だ。」
記憶が80分しか持たない博士と新しく雇われた家政婦との間で繰り返し交わされる台詞が耳に残る。「素数」「友愛数」「完全数」「自然数」「無理数」「虚数」…博士が語る数学はとても人間味のあるアプローチで、ロマンチックな「数学の美しさ」を魅せてくれる。数学の真理が解けても世の中の生活はそれほど大きく変わらないだろうという博士の言葉があったが、たぶんそうなんだろうなと思う。
不思議と「記憶が保てない」という部分にウェイトがあまり置かれていない設定だったと思う。確かに記憶が保てない自分に苦悩する博士の姿が描かれたり、博士の奥さんとのエピソードを支柱に添えたりしていたが、ただの「数学をこよなく愛する博士」でも通じてしまうのかなという感じだった。
途中、画面の切替にスライドアウトみたいな手法を使っていた。最近はあまり見ない。効果的だったかはともかく、珍しい感じがして新鮮で面白かった。後半に出てくる能のシーン…など、かなり難解な表現でよくわからない部分もあったが、穏やかでゆっくりとした作品の雰囲気は良かったと思う。
博士の最も愛した数式は、「eπi + 1 = 0」。






















