2007年04月の記事一覧
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記憶を失うとは、自分を失うということだろう
2007.04.30

アルツハイマー病にかかる人間の辛さとそれをケアする人間の辛さ。どちらも、とても重たい。記憶が少しずつこぼれていくその瞬間が丁寧に描かれていく。最も大切な人を忘れた瞬間が、どれほど恐ろしいものか。身が震える思いがした。
病気を気遣う仕事の上司や仲間もいれば、病気を利用して騙す人がいて、励まされたり、苦しんだり、どうにもできなかったりする姿がとても現実的だった。嫌で、苦しくて、痛々しい所をそのまま描いているから、その重要性がよく伝わってくる。
映画を観終わった後、冒頭の奥さんが旦那さんと二人で夕陽を見つめている場面が、重たく、しかしとても素晴らしく、際立って印象に残った。






















