2分割で斬新な演出が二人の内面を映す
2007.10.08
|
|
||||||||||||
左右を2分割したフレームで構成される斬新な表現に驚かざるを得ない。 まさか…終始2分割なのか?と戸惑い、見づらさに閉口気味だったが、 段々と2分割されたフレームに引き込まれるようになった。 巧い、の一言だ。
画面を2分割することで、男側と女側の視点を同時に描いている。 二人の再会から会話が始まり、時々二人の思い出が入り混じる。 頭の中で思い返される過去、胸中の想いを互いのフレームの中で表現する。 人は同じ瞬間に同じものを見ていても、感じる事や考えている事が違う。 そんな感触を映像として実感する事ができる。 二人の記憶に残る思い出のズレや、思い出に浸るタイミングの違いなども面白い。 左右の画面がピタッと重なり、一枚の絵になる瞬間…そんな演出がニクイ。
時間を超え、二人の距離を取り戻しながらも、現実の生活を冷静に捉えるヘレナ・ボナム=カーターの姿勢がとても大人だ。 感情の揺らぎと想いを抑え込みながら、今の現実に対応する「大人の女」。 二人の過ごしてきた時間を台詞や表情だけでなく、映像としてリンクしながら捉えることができるおかげで、 「再会→セックス→別れ」という一見駄目そうな二人を奥の深い所まで理解できる。 別々に乗り込んだタクシーの左右の画面がピタッと重なり、一枚の絵になる瞬間…そんな演出がこれまたニクイ。
Comment
TrackBack
TrackBackURL
→ http://cinemer.blog70.fc2.com/tb.php/73-e8b9f489
→ http://cinemer.blog70.fc2.com/tb.php/73-e8b9f489




















